噂で聞いたワクチン情報は、
本当に正しいものですか?

専門医が監修し発信するQ&Aで疑問を解決しましょう。ここのQ&Aでは0〜5歳の乳幼児が接種するワクチンについての質問を受け付けています。該当する答えが見つからない場合は質問箱から訊いてみてください。

こどもワクチンQ&A

副反応について

Q1.接種後に熱が出ました。どうすればいいですか?
不活化ワクチンを受けた後は当日熱が出ることがありますが、通常24時間以内に下がります。 接種後、熱が出ても元気でミルクもちゃんと飲んでいたら心配しなくて大丈夫です。発熱が続いたり、ミルクの飲みが悪く活気がなかったりなど、いつもの様子と違う場合は病院での受診をお勧めします。
Q2.副反応の種類はどんなものがありますか?
接種したところが赤くなったり、発熱が生じたりと比較的軽い症状以外に、脳炎・脳症、無菌性髄膜炎、ギランバレー症候群、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)などの病気の発症など、重大な副反応もあります。しかしこうした重大な病気の頻度は極めてまれで、ワクチン接種後に起きたものを一括りに副反応としているため、必ずしもワクチンが原因だとは断定できないことも多々あります。
Q3.予防接種での副反応はなぜ起こるのですか?
細胞がワクチンの中の病原体の成分などを異物と判断して防御し、体が反応することを副反応といいます。 特に生ワクチンは生きた病原体を使用していますので、その病原体に対しての反応が副反応として現れます。必ずしも副反応が起こるわけではありませんが、ワクチンによる免疫の獲得の主反応が起こると同時にそれに伴う副反応も起こり得るという考え方です。
Q4.副反応が心配です。ワクチンは安全なものでしょうか?
予防接種の副反応はゼロではないので、不安に思うお母さんもいらっしゃるでしょう。ですが本当の病気にかかる方がはるかに危険です。