噂で聞いたワクチン情報は、
本当に正しいものですか?

専門医が監修し発信するQ&Aで疑問を解決しましょう。ここのQ&Aでは0〜5歳の乳幼児が接種するワクチンについての質問を受け付けています。該当する答えが見つからない場合は質問箱から訊いてみてください。

こどもワクチンQ&A

B型肝炎について

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスは、体に入ると肝炎をおこし、長く肝臓にすみついて慢性化・キャリア化し、肝硬変や肝臓がんをおこします。
非常に感染力が強いウイルスで、国内でも毎年約2万人がかかっています。

Q1.兄弟のうち兄が接種していませんが、今からでも接種は可能?
赤ちゃんの頃に接種していなかったとしても、かかりつけの小児科でいつでも接種が可能です。4~6ヶ月の間に3回の接種を行うことで、B型肝炎と将来の肝がんを予防できるとされています。しかもB型肝炎ワクチンは現在あるワクチンの中で最も副反応の少ないワクチンです。 今は定期接種のものではなく任意のものですが、受けておくことが望ましいでしょう。
Q2.B型肝炎ワクチンはいつ頃接種すればいいの?
生後2ヶ月から接種できます。子どもの頃の感染は持続感染者(キャリア)になりやすいので、出来るだけ早い時期に接種しましょう。特にいろいろなお子さんと接触する機会が多くなる集団生活に入る前にワクチン接種が望ましいです。
Q3.B型肝炎はどうやって感染するの?
B型肝炎の感染者(キャリア)の血液や体液に接触することで、感染します。それ以外に唾液、汗、鼻水、涙などから感染することがあります。特にアトピーになっていたり、皮膚に少しでも傷があったりすると、そこからウイルスが入り込みます。