噂で聞いたワクチン情報は、
本当に正しいものですか?

専門医が監修し発信するQ&Aで疑問を解決しましょう。ここのQ&Aでは0〜5歳の乳幼児が接種するワクチンについての質問を受け付けています。該当する答えが見つからない場合は質問箱から訊いてみてください。

こどもワクチンQ&A

⾵疹について

風疹は風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。
潜伏期間は2~3週間で、発疹、発熱、後頸部リンパ節の腫れが主な症状です。
発疹や発熱は約3日間でなおることが多いため「三日ばしか」とも呼ばれます。

Q1.風疹の移行抗体とは何ですか?
風疹ウイルスに対する免疫を持っているママは、胎盤を通して赤ちゃんにその抗体をプレゼントすることができます。これを移行抗体といいます。 風疹の移行抗体を胎盤から受け取った赤ちゃんは、生後6ヶ月頃までは風疹から守られています。ママが免疫を持っていない場合は、移行抗体もないため、ママも赤ちゃんも風疹ウイルスに対して生後12ヶ月くらいまでは無防備になってしまいます。麻疹、風疹ワクチンの予防接種が打てるのは生後12ヶ月からですので、時期が来たら忘れずに打ちましょう。
Q2.風疹のワクチンは女性だけ受けていたら安心ですか?
昭和54年4月1日生まれまでの男性は風疹ワクチンを一度も接種していない状況です。そのため成人男性の風疹患者が多い現状となっています。風疹を防ぐには予防接種以外に有効な方法はありません。特に怖いのが妊娠20週頃までの妊婦さんが風疹にかかると、目や耳、心臓に病気のある先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があります。 パパからママにうつされることが多いというデータもありますので、男性の風疹ワクチンは必要です。 妊娠中のママは風疹ワクチンが受けられないため、妊娠前に2回のワクチン接種をお勧めします。受けるのであれば、麻疹風疹混合ワクチンがお勧めです。
Q3.風疹の予防接種は必要ですか?
内容未記載
Q4.風疹の予防接種を受けたかどうかわかりません。
母子手帳を確認しましょう。それでもわからなければ、検査もできますので医療機関に相談してみてください。 妊活中の方は特にご自身が風疹の予防接種をしたかが重要です。妊娠中に風疹にかかると胎児への影響が大きいので、すぐに接種することをお勧めします。