JVFが推奨する 予防接種スケジューラ・アプリを紹介

生まれた直後から就学するまでの間は、予防接種が頻繁にあります。
その時によく起こるのが「予防接種の打ち忘れ」や「打ち間違い」です。

実際にあった事例
  • 姉妹で予防接種を受ける際、姉に接種予定だったワクチンを間違えて妹に接種してしまった。さらに妹に間違えて接種したワクチンは定期接種の年齢間違いだった。
  • 保護者が母子健康手帳・予診票を持たずに予防接種を受けに来て、実際の接種回数が確認できないまま母の思い込みで接種済みのワクチンを受けたが接種済みのものだった。
  • 生ワクチン接種の1週間後に他のワクチンを接種してしまった。(本当なら27日以上あけて接種すべきだった。)

こうしたトラブルを未然に防ぐためには、普段持ち歩くスマホなどで予防接種の種類を知り、接種回数や接種日を把握・管理することが最も有効な手段と言えます。
予防接種の管理アプリはいくつかリリースされていますが、ここでは子育て応援団のツールを例に、予防接種スケジューラとはどのようなものかをご紹介します。

子育て応援団「予防接種お助けツール」
子育て応援団「予防接種お助けツール」 販売元HIROSHIMA TELECASTING CO.,LTD. 互換性iOS 8.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。
※androidのスマホは未対応です。

2015年10月30日から全国と一部エリアにおいて医療機関と保護者との連携について一部エリアで実証実験中のアプリです。

予防接種管理アプリに求められるポイント

お子さんの予防接種の管理や接種の付き添いはママが行うこと多いと思います。そのママの立場で欲しい機能を大きく分けると下記の5つに絞られます。

  • 簡単に登録したい
  • 見やすいものがいい
  • 忘れたり間違えたりしないよう知らせてほしい
  • 正確な知識と情報を入手したい
  • ちょっとした遊び心が欲しい
  • データのバックアップは必要

今回紹介するアプリをこの視点で探っていきます。

予防接種スケジューラに求められるポイント

簡単に登録したい

ユーザーやこどもの設定が簡単

「設定」をクリックすると下記の画面が表示されます。ユーザー情報を手入力するのは郵便番号とニックネームだけ。「おこさまの情報」をクリックすると、こどもの情報を追加・編集できる画面が出てきますが、こちらも名前しか手入力部分はありません。ここだけでもアプリを利用するハードルが高くない気楽さが感じられます。

ユーザーやこどもの設定が簡単

こどもワクチンの予防接種は全て網羅

一般的なスケジューラに「おたふくかぜ×1回目」などと手入力するのは、面倒ですよね?
こどもワクチンの予防接種に特化したスケジューラなら、既にこどもに必要なワクチンのリストはプログラム内に入っていますので、ワクチン名を打ち込む必要はありません。

こどもワクチンの予防接種は全て網羅

見やすいものがいい

生年月日を登録すれば、生まれた月数から今、必要な予防接種が一覧で表示

病院でカルテを書き込む時、「2歳何ヶ月だっけ?」と考えてしまうこともありますよね。
アプリでは生年月日を登録するので出生後の月数を正確に把握することができます。

今、接種が必要なワクチンや回数も表示されていますが、複数お子さんを登録しても、画面表示を切り替えるとこのワクチン接種一覧もそのお子さんに合わせた表示になります。これなら兄弟でワクチン接種の打ち間違いは減らせますよね。

日付登録とスタンプでミッション完了

病院でワクチンの予防接種を1つ済ます毎にアプリ内のスタンプを押します。すると絵柄が代わり、「済」に切り替わります。
一目で「B型肝炎の予防接種は全部済んだ」ということがわかります。

またお子さんが過去に接種した記録も登録して大丈夫です。必要回数を終えたらワクチンのステータス表示を注意深く見て見ると絵柄が変わっています。

接種完了:接種完了
医師に相談:医師に相談
罹患(病気にかかった):罹患(病気にかかった)
おすすめの接種年齢未満:おすすめの接種年齢未満
おすすめの接種年齢内:おすすめの接種年齢内
おすすめの接種年齢を超過:おすすめの接種年齢を超過
定期接種の適用年齢を超過:定期接種の適用年齢を超過
灰色:接種対象年齢を超過:接種対象年齢を超過

当日接種が×:表示日時点で規定の接種間隔を満たしていない、または医薬品医療機器等法に定めた期間外のため接種できない。

生年月日を登録すれば、生まれた月数から今、必要な予防接種が一覧で表示

家族間で管理するためにプリントアウト

またこのアプリにはその子供のオリジナルのスケジュール表を生成する機能があり、印刷すれば家族みんなでチェックすることができます。

スマホからプリントアウトするには
このスケジュール、スマホで閲覧するのは文字が小さいため難しいのですが、Appleのデバイスには「プリント」ボタンがありますので、家庭のプリンタからのAireprintによる印刷が可能です。Airprintはドライバをダウンロードしたりインストールしたりしなくても高画質でプリントできます。 https://support.apple.com/ja-jp/HT201311
AirPrint対応デバイス

家族間で管理するためにプリントアウト

Airprintに対応したプリンタをお持ちでなければ、まずはPDFファイルに変換し、プリンターと接続されているデバイス(パソコン)にファイルを添付したメールを送るなどの方法で印刷を行うことができます。

忘れたり間違えたりしないよう知らせてほしい

予防接種の予定日時を登録すれば、スマホに通知される!

普段忙しいママ、パパでもスマホはなくてはならないツールです。スマホに通知でお知らせが表示されたら、「もうすぐ予防接種に行く日だ」と気がつくことでしょう。

次の予防接種、いつ打とう?アプリが教えてくれるアドバイスとは

ワクチンの予防接種日で予約や済んだものを登録していくと、こうしたアラートが出て保存ができないことがあります。

都合の良い日を入れてもまたアラートが表示されてしまうし…どうすれば?
そんな時は全体スケジュール表を見直すようにしてみてください。

正確な知識と情報を入手したい

流行している感染症の情報を把握

「子育て応援団」のアプリサイトには「気をつけてほしい感染症」というコンテンツがあります。このページは専門医が監修している「感染症♡予防接種ナビ」と連携しており、流行中の感染症情報を調べることができます。

流行している感染症の情報を把握

ちょっとした遊び心が欲しい

家事、育児、仕事、ママサークルの集いなど、子育て世代は多忙です。
スマホで情報や連絡確認をしている時、ほっと和む瞬間も必要ですよね。
このアプリはスケジューラ以外にも独自の機能を持っています。

妊娠中から使える機能の中には出産予定日までのカウントダウンも

妊娠中からも利用できるアプリで、妊娠する前の身長と体重を登録し、定期的に計測した体重を登録していくと、グラフ曲線が表示できるとともに、平均値と比べることで「ちょっと食べ過ぎてる?」などの確認もできます。そうした基本的なもの以外に、スマホアプリのトップ画面に、こうしたカウントダウン機能を持たせています。

この他、こどもの身長や体重をグラフで管理できたり、写真つき日記で成長の中の「できた!」が残せたりします。ママ個人の気持ちを綴った日記や予防接種以外の予定も入れて、普段使いになさってはいかがでしょうか。

データのバックアップは必要

母子健康手帳の役割を担う予防接種管理アプリですが、保存し続けるのは可能なのでしょうか。スマホの買い替えや、機器を紛失してしまっても対応できるのかが心配になりますね。
子育て応援団アプリの場合は、「データ引き継ぎ」のところでデータの保存や復元が可能になります。ただし、子育て応援団の会員登録が予め必要になります。

まとめ

予防接種スケジューラがいかに便利なものか、お分かりいただけたでしょうか。

  • 予防接種名がリスト化されているので手入力の必要がほとんどない
  • 子どもの成長年月に合わせ、その時必要な予防接種が一覧で表示される
  • 予防接種日時の予約を登録したら、前もって通知してくれる
  • 接種の種類や間隔の調整でミスが起こりそうだと教えてくれる
  • 予防接種が済んだらチェックを入れて確認できる
  • 複数の子どものデータはそれぞれの画面で管理できる
  • 機種変更やトラブルがあってもデータの引き継ぎは会員登録していれば可能

お子さんを感染症から守るためには接種スケジュールの管理は重要です。
接種の記録は後々お子さんの将来に影響を与えることもありますので、正しい年月日とその時の様子などを記しておくようにしましょう。