こどものワクチンの知識を
高めましょう

専門医監修によるこどもワクチンの基礎知識をまとめたものです。感染ルートや症状、乳幼児が感染した場合にどうなるか、副反応はどうなのかなどをわかりやすく解説しています。

こどもワクチンの
基礎知識

結核

結核

BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。

乳児の重傷結核を予防するワクチンです。
対象年齢は、生後12ヵ月未満、通常生後5~8ヵ月未満で1回接種します。

管針法といってスタンプ方式で上腕の2ヵ所に押しつけて接種します。

生後6ヵ月に達するまで(通常は、生後3ヵ月から6ヵ月に達するまで)にBCG接種を受けましょう。
これで結核性髄膜炎などは80%、肺結核も50%は予防できます。

日本の結核はかなり減少しましたが、毎年25,000人を超える患者が発生しており、約2,000人が死亡しています。
大人から子どもへ感染することも多くあり、国内最大の感染症です。
特に生まれたばかりの赤ちゃんもかかると結核性髄膜炎や栗粒結核になることもあり、重い後遺症を残す心配があります。