こどものワクチンの知識を
高めましょう

専門医監修によるこどもワクチンの基礎知識をまとめたものです。感染ルートや症状、乳幼児が感染した場合にどうなるか、副反応はどうなのかなどをわかりやすく解説しています。

こどもワクチンの
基礎知識

麻しん(はしか)

麻しん(はしか)

1歳代に麻しん(はしか)にかかる可能性が高いので、1歳になったらなるべくはやく麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けるようにしましょう。
より強い免疫を得られるよう2回の接種が必要です。

麻しんは麻疹ウイルスの空気感染によって起こる病気です。
感染力が強く、予防接種を受けないと一生のうちに一度は必ずかかる重症化しやすい病気です。
発熱後、3~4日で全身に赤い発疹が現れ、高熱が続きます。
免疫機能が低下することにより、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こして、死亡したり後遺症を残すこともあります。
予防接種を受けずに麻疹にかかった人は、数千人に1人の割合で死亡している現実を受け、日本では2012年までに国内からの麻しん(はしか)排除を目指しています。