こどものワクチンの知識を
高めましょう

専門医監修によるこどもワクチンの基礎知識をまとめたものです。感染ルートや症状、乳幼児が感染した場合にどうなるか、副反応はどうなのかなどをわかりやすく解説しています。

こどもワクチンの
基礎知識

ワクチンの予防接種

  • DPY-IPVとはジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、不活化ポリオ(IPV)の4種類の病名の頭文字を繋いだワクチン名です。 別名では四種混合ワクチンと呼ばれ、日本では2012年11月に導…

  • DPTとはジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)の3種類の病名の頭文字を繋いだワクチン名です。 別名では三種混合ワクチンと呼ばれ、日本では1981年に導入されました。 接種の開始時期と回数 …

  • ジフテリア菌の飛沫感染で、のどや鼻、目の粘膜に起こる病気です。 1956年から百日せきワクチンの接種がはじまり、患者数は減少しています。 当時の百日せきワクチンは全菌体のものでしたが、現在のワクチン…

  • 百日咳菌の飛沫感染で肺や脳に起こる病気です。 1956年から百日せきワクチンの接種がはじまり、患者数は減少しています。 当時の百日せきワクチンは全菌体のものでしたが、現在のワクチンは副反応の少ない菌…

  • 患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷から重症化する病気です。 ワクチン接種でのみ免疫が出来ます。 日本中どこでも土中に菌はいますので、予防接種をうけていないと感染する機会は常にあり、年間10…

  • 別名はIPVですが、それ以外に日本では「急性灰白髄炎」、別名「小児まひ」とも呼ばれています。 DTP-IPV(四種混合)に含まれていますが、DTP(三種混合)と併せて単独の不活化ポリオワクチンを接種…

  • A型肝炎ワクチン接種は、1回目から4週間後、更に24週間の間隔をあけて3回接種します。 肝炎にはA型肝炎とB型肝炎があります。 A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに汚染された食べ物や飲み物によって急性の肝…

  • B型肝炎の場合は1回目から4週間後に2回目、そして1回目から24週間(約5~6ヵ月)の間隔をあけて3回目を接種します。 妊婦がキャリアの場合(HBs抗原陽性)には母子感染防止の目的で健康保険による接…

  • 1歳代に麻しん(はしか)にかかる可能性が高いので、1歳になったらなるべくはやく麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けるようにしましょう。 より強い免疫を得られるよう2回の接種が必要です。 麻しんは麻…

  • 日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスを不活化し、精製したものです。 第1期は生後6か月から接種できますが、多くの地域では3歳からの接種となっています。 接種回数は合計4回で、1期としては、3歳で2回…

  • 1歳を過ぎたら、性別と関係なく接種できます。 おたふくかぜに最もかかりやすい年齢は、3~5歳なので、4歳までに受けることをお勧めします。 より強い免疫を得るために2回目は保育園などの集団生活に入る前…

  • BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。 乳児の重傷結核を予防するワクチンです。 対象年齢は、生後12ヵ月未満、通常生後5~8ヵ月未満で1回接種します。 管針法といってスタンプ方式で上腕の2ヵ所に…

  • 1歳代に風疹にかかる可能性が高いので、1歳になったらなるべくはやく麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けるようにしましょう。 より強い免疫を得られるよう2回の接種が必要です。 風疹は風しんウイルスの…

  • 生後6ヵ月から接種でき、2~4週間の間隔をおい2回注射します。 次の冬に流行が予想されるウイルスを使ってワクチンをつくりますので、毎年の接種が必要になります。 2011年シーズンから、ワクチンの接種…

  • 1歳の誕生日を迎えたら接種できます。1回目の接種後3ヵ月たったら2回目を接種するのがおすすめです。 水痘は水痘帯状疱疹ウイルスによってひきおこされる感染力の強い病気で、5歳までに約80%の子どもがか…

  • ヒブワクチンは世界から20年も遅れて2008年に発売になったワクチンで、2013年度から定期接種として日本の子どもが接種できるようになりました。 生後6ヵ月以降からかかる赤ちゃんが増えますので、『生…

  • 日本では、2010年2月に欧米から10年遅れてワクチンが発売になり、2013年度から定期接種で受けられるようになりました。 生後2ヵ月から5歳まで(6歳未満)、とくに5歳になるまでのお子さんはすぐに…

  • ロタウイルスワクチンを経口接種します。日本では、2011年11月と2012年7月にワクチンが発売になりました。 根本的な治療法はありませんが、ワクチンで重症になるのを約90%防ぐことができます。 W…