日本脳炎はどういう病気ですか?

日本脳炎ウイルスの感染によって起こる脳炎です。初期症状は発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどです。ただ発症するのは感染した人の300人〜1000人に1人だけです。ほとんどの人は日本脳炎ウイルスに対する抗体を作れるため、自然治癒します。しかし、脳炎を起こした人の約20%は死亡し、約50%は治った後に歩行障害、手足の震え、けいれん発作、知能障害などの神経的な症状が残ってしまう恐ろしい病気です。現在、日本脳炎ウイルスに効く薬はありません。それぞれの症状を抑える治療や残った障害への支援が中心となります。そのため、日本脳炎は予防が大切です。定期接種である日本脳炎ワクチンの接種スケジュールを確認し、積極的にワクチン接種を行いましょう。

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